2021-02

第2章 全ての図形

【連載】BPMN業務フロー入門(7)お勧め図形セット

初心者にお勧めする図形のセットを下図に示します。 筆者はこの図形セットを基本に、業務フローを利用する目的、利用者のスキルレベルなどを考慮して図形を追加しています。でも、そのような考慮には慣れが必要ですし、図形セットだけでも十分に良い業務フローを描くことができます。 図形セットの中で「BPMNで業務フローを描いてみよう」で使い方を説明していないのはリンク中間イベントだけです。下図のようにシーケンスフローを分割するときに使います。必ず黒色矢印で一端終わって白色矢印で再開します。分割されたフローの繋がりがわかりやすいようにイベントに記載する文字で工夫をします。 リンク中間イベントは以下のような場合に...
その他

「BPMN業務フロー入門」の構成を大きく変えようと思います

BPMN業務フロー入門は 業務フローを描くコツの伝授を中心に進める中でBPMNについても説明していきます単なるBPMN仕様理解にとどまらない実践的な解説を目指します という方針で始めました。でも、アクセス状況をみてみると、業務フローを描くコツよりもBPMN仕様の解説を望む人の方が多いようです。 筆者はBPMN仕様を深く知るよりも大切なことがあると考えています。それが見やすい業務フローを描くコツ、業務フローを使って分析するコツ、等々です。ただ、そのようなコツを知りたい人は、今はこのサイトに辿り着き難いようです。おそらく「業務フロー」や「業務改善」でのWeb検索順位がまだまだ低く、「BPMN」や「...
BPMN入門

BPMNとは

BPMNは下図のような業務フローが描ける国際標準(ISO19510)です。 正式名称はBusiness Process Model and Notation、業務プロセスを図と文字(XML)で表すためのルール集です。 BPMNで描いた業務フロー図をXML形式の文字に変換することができます(変換ルールが決まっています)。XML形式にすることで、ITツール「BPMS : Business Process Management System」で動かしたり、業務フロー図を様々な記述ツール間で交換したりできるようになります。 現バージョンは2.0ですが、1.xの時はXML形式までは決めていなかったのでB...
BPMNのコツ

業務フローを飾るコツ

業務フローは作業(□)を矢印(→)でつないで流れを表すことが基本ですが、それだけだと見える化としては不十分です。書類やITシステムなどでフローを飾ることが大切です。飾れば業務への理解が深まるし、改善の検討にも役に立ちます。 では具体的に何を飾れば良いか、それを考える上で機能モデリング手法「IDEF0」のICOMという視点がとても有効だと思います。 ICOM : Input / Control / Output / Mechanism 下図はIDEF0を使って「顧客からの棚の要求に応えて棚を納めるまで」を描いたものです。右下を見てください。「施工」という機能に対して、上下左右の4つの視点で見える...
BPMNセミナー

終了:【お知らせ】BPMNセミナー開催

BPMN『記述標準』活用セミナーを3/18(木)に開催することになりました。WEB会議システムにも対応していますので、 自社・自宅での受講も可能です。本セミナーでは、記述標準(例)に記載されているルールを守りながら業務フローを描く演習に多くの時間を割いています。3つの階層で段階的に業務フローを描くことで、詳細度を自在に操るコツもつかめる演習です。是非ともご参加いただき、演習に挑戦してみてください。 詳しくはBPMコンソーシアムのセミナー開催案内(ここをクリック)をご確認ください。